ケガをしている人や体調が優れないという人以外は、たいてい毎日入浴をしていると思います。
入浴はストレスや疲れを解消するのに最適ですが、特に薄毛などの悩みを抱えている方には大事な「儀式」でもあるのです。
最近ではシャワーのみで済ましてしまう方も多いと思いますが、育毛・発毛を効果的にするには、きちんとした入浴の仕方が重要になります。
育毛や発毛は、きちんと湯船につかることが成功のポイントとなります。
また、通常の入浴よりも、さらに効果的な入浴法があります。それが「温冷浴」です。温冷浴とは、冷たい水と熱いお湯を交互に浴びる入浴法で、自律神経の調整や血行促進に効果があるといわれています。
熱いお湯をかけると体温の上昇を防ぐため毛細血管が太く拡張し、逆に、冷たい水をかけると体の熱が逃げるのを防ぐため毛細血管は萎縮します。これを行うことで毛細血管が伸縮し、ポンプのようになって血流が良くなるというわけです。
温冷浴のおもな効果は「美肌」といわれていますが、ほかにも「冷え性」「アトピー」「ぜんそく」「高血圧」といった症状の改善も期待できるとされています。また、血行促進効果を高めるという点で、育毛にも十分効果的であると考えられているのです。
自宅での温冷浴のやり方
自宅で実践する場合は、頭から全身にシャワーが当たるような態勢となり、数分間冷水を浴びたあと、すぐに温水に切り替えて同じ時間浴びるようにします。それを数回繰り返すだけです。また、熱いお風呂に入ったあとに冷たいシャワーを浴びるというスタイルでもいいでしょう。その場合は、湯船につかって体が温まったら冷水のシャワーを30秒から1分程度浴びます。温度差は30℃ぐらいあるのが丁度良いでしょう。そして温冷浴は、必ず冷たいシャワーを浴びて終わらせます。慣れないうちや寒いと感じたときは手足だけにするようにして、決して無理はしないように。また、1回だけで終わらせるのではなく、間隔が空いても継続的に行うことも大切です。
銭湯やスパでの温冷浴のやり方
サウナが設置されている銭湯やスパであれば、自宅で行う温冷浴法でなくても、サウナと水風呂を往復しているだけで、自然と温冷浴をしている状態になります。そこで水風呂に入る際は、頭に水もかけるようにしましょう。なお、銭湯やスパで温冷浴を行う際は、転倒しないように十分気をつけてください。
こんな人は特にご注意を!
全身で行う温冷浴の場合は、ある程度心臓に負担がかかってしまうことは否めません。そのため、温冷浴は心臓に持病がある方や薬を服用している方にはおすすめできません。もし実践したいと考えているようであれば、かかりつけの医師に相談するなど、体のことを第一に考えてください。
温冷浴と併用すると効果的な塩風呂
また、温冷浴と併せておすすめしたいのが、血行促進に効果のある「塩風呂」です。普通のお風呂に比べて塩風呂はとても身体が温まり、お風呂から上がったあとも湯冷めしにくいので、風邪を引きにくくなるという効果も期待できます。特に寒い冬場の時期だと、その保温効果がよくわかることでしょう。塩風呂の方法はいたってシンプル。お湯をはった浴槽に、天然塩をひとつまみほど加えるだけで準備完了です。このお風呂に入ることで、血液循環が良くなりますので、育毛発毛にはとても効果的です。
また、必要なものはスーパーマーケットなどで売っている1袋100~200円程度の天然塩だけですので、コストが安く済むことも大きなメリットといえます。
頭皮に悩みを感じている方は、「温冷浴」と「塩風呂」をぜひ実践してみてはいかがでしょうか。
血行促進効果を高めて育毛を促す、それが温冷浴だ!は育毛・増毛・発毛 比較ラボで公開された投稿です。