気温や体調によって変化する髪の毛の伸びるスピード
髪の毛が伸びるスピードは人それぞれ、伸び方が速い人もいれば遅い人もいます。
体調の良し悪しはもちろんのこと、その日の気温や日差しなどにも左右されるといわれています。
今回は髪の毛の伸びるスピードや、そのしくみについて解説していきます。
日本人の髪の毛の伸びるスピードは1ヵ月で約1cm
髪の毛が生え変わるサイクルは一般的に3~6年、長くても7年くらいだといわれています。
また、日本人の髪の毛が伸びるスピードは、1日に0.3~0.4mmくらいだといわれています。したがって、1ヵ月間に約1cm髪の毛が伸びる計算になります。
髪の毛が伸びるメカニズムは、毛根の中に丸い形をした毛球があり、その中にある毛母細胞が、同じ毛球内にある毛乳頭から栄養をもらって細胞分裂を繰り返すというものです。
その毛球が髪の毛となって、毛穴から伸びてくるのです。
つまり、毛母細胞の分裂がより活発になれば、髪の毛が伸びるスピードが速くなるというわけです。
また、男性より女性のほうが、髪の毛が伸びるスピードが速いといわれていますが、これは髪の成長を促進する女性ホルモンの量が多いからという説が一般的になっています。
質のいい睡眠を取ろう
髪の毛の伸びるスピードを速くしたいと思っている人は、睡眠に気を付ける必要があります。
人間は寝ているときに、成長ホルモンを分泌しています。その成長ホルモンが、毛母細胞の細胞分裂を活発にする大きな栄養素となっているのです。
では、成長ホルモンが一番分泌されるのはいつでしょうか。それは、入眠後の最初の3時間だといわれています。
なお、午後10時から午前2時までのあいだという説もありましたが、現在は否定されているようです。毎日夜更かしをせず、質のいい睡眠をしっかり取ることが、体内で効率良く成長ホルモンを作ることにつながるのです。
ただし、いくら成長ホルモンが分泌されても、頭皮の環境が良くなければ、毛母細胞に栄養が行き届きにくくなってしまいます。
頭皮をきれいにして、質のいい睡眠を取ることが、細胞分裂を活発にさせ、髪の毛を伸ばすスピードを速くする秘訣となるのです。
髪の毛の生えるスピードを速くするための生活習慣を作る
生活習慣を改善することでも、髪の毛を伸ばすスピードを速くさせられることをご存じでしょうか。
食生活でいえば、髪の毛の成分の90%以上を占めるタンパク質をたくさん摂ることが重要になります。
生牡蠣や豚のレバーなどに多く含まれている亜鉛も積極的に摂るようにすると、髪の毛の成長にいいという調査結果が出ています。
喫煙者で髪の毛が伸びるスピードを速くしたいと思っている人は、禁煙をおすすめします。タバコを吸うことで血管が収縮するため、毛乳頭に栄養を運ぶ量が少なくなってしまうのです。
また、髪の毛が伸びるスピードを速くするには、頭皮マッサージもおすすめです。
頭皮の血行が良くなることで、毛母細胞に髪を伸ばすための栄養を届けやすい環境が整えられるからです。
これらのことを日常生活で意識して、髪の毛にいい影響を与えられるようにしたいものですね。
<参考URL>
https://www.reve21.co.jp/contents/column/12
http://matome.naver.jp/odai/2138289244455601401
http://one-online.xsrv.jp/hair/category4/entry14.html
http://www.atama-bijin.jp/hair_care/basis/grows/early_slow/
http://news.livedoor.com/article/detail/10338421/
髪の毛が伸びるスピードは?は育毛・増毛・発毛 比較ラボで公開された投稿です。